ビタミンB5(パントテン酸)の効果・不足・過剰摂取

パントテン酸の効能【2】

 

 

<善玉コレステロールを増やす>コレステロールは体に必要不可欠な物質ですが、取りすぎはよくありません。コレステロールには血液を循環してコレステロールを細胞まで運ぶ悪玉コレステロール(LDL)と、血液や細胞内にある余分なコレステロールを回収する善玉コレステロール(HDL)があります。

 

なぜLDLが悪玉といわれるのかというと、LDL表面にある脂質が、活性酸素と結びつくことで酸化して、酸化LDLになり、血管を傷つけたり、LDL自体が増えすぎて血管内に溜まったりして、動脈硬化や、心筋梗塞などの弊害をもたらしてしまうからです。

 

コレステロール値が高くなると必要以上のコレステロールは活性酸素と結びついて酸化してしまうので、適度な濃度を保つためにも、回収作用のあるHDL濃度を保つことが大切です。

 

パントテン酸にはこのHDLの生成を促す働きがあるので、悪玉コレステロールを回収し、動脈硬化や心筋梗塞などの予防に効果を発揮します。 その他、肌の健康を保つ・免疫力を高める...等。

 

<肌の健康を保つ>パントテン酸は、細胞と細胞の接着剤であるコラーゲンの生成に必要なビタミンCの働きを助けることで、お肌の健康を維持するのに役立ちます。

 

<免疫力を高める>パントテン酸は、葉酸やビタミンB6とともに免疫のためのたんぱく質を作る働きがあり、これにより風邪や細菌などの感染症に対する抵抗力が高まります。